福祉用具は日常生活をサポートする役割があります。だからこそ、正確で素早い対応が必要とされ、確かな選定力も持って判断する力が欠かせません。
今後、福祉用具の機能がさらに高度化・多様化すれば、もっと自立した生活を可能にし、介護の負担軽減が期待されます。しかし、どんなに高い機能があっても、一人一人の暮らしや身体にあったものでなければ、その力は発揮できません。道具の知識だけではなく、ご利用者とご家族と向き合い、ベストな選択をする必要があります。
一人のご利用者様へ福祉用具をお届けするまでに、各部署にそれぞれ役割があり、素早い対応ができるように、日々業務と向き合っています。介護保険を使ったレンタルの流れの中で、各部署がどのように関わっているかを紹介します。
1.相談を受ける相談員が実際にご自宅へ行き、身体状況・ライフタイル・利用者の希望や、介護する人の意見を聞きます。実際に話を聞き、目で確かめることで、ただ届けるだけではなく利用者の求めるものを提供することができます。 住宅改修の依頼を受けた場合は、リフォーム課のスタッフが対応することもあります。 |
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2.道具を届ける相談内容を元にベストな商品を選定したら、事務員に発注します。 準備ができると、相談員自らご自宅へ届けにいきます。利用者の希望を確認しながら、設置・調整を行い、心地よくお使いいただける状態にします。 |
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3.書類の作成介護保険を利用して福祉用具を利用する場合は、市町村に申請が必要です。 当社から書類提出が必要な場合は、相談員が書類の作成・提出をします。また、提出書類以外にも必要な書類が多くあるため、事務員と協力して管理をしています。 |
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4.点検・メンテナンスレンタル開始後は、サポート課により6ヶ月ごとの定期点検を実施しています。点検だけではなく、要望や身体の状況を会話の中から聞き取り、相談員と共有することで、今後の生活向上につなげます。 レンタル商品が返却された場合は、メンテナンス課が消毒や修理を行い、いつでもレンタルしていただけるように清潔な状態で保管します。 |